果たすために
模索し続ける。
石島 ちひろCHIHIRO ISHIJIMA
2008年入社 [文系]法学部(法律学科)卒

ということ。
大学生のころ、先輩社員の方に「東京タワーから見える景色のすべてを、あなたが支えることになる」と言われたことがあるんです。あれから十数年。現在は法務という立場から各事業部の戦略を実現するための支援を担当していますが、当時の想いが色あせることはありません。今でもJERAが背負っている“社会的責任”の大きさを痛感することがあります。「電力は人を幸せにできる」ということは、「電力になにかあればすべての人々に影響を与えてしまう」ということ。電力が社会のすべてにかかわるからこそ、JERAのビジネスは社会のルールである法律と切っても切り離せない関係にありますし、私たち法務部は常に学び続け、正解がない世界で正解を模索し続ける必要があると思っています。

奮闘する。
世の中の流れとともに、法務のトレンドもめまぐるしく変わっていきます。たとえばコロナ禍のなかで取引の履行ができなくなった場合、契約書上の“責任”をどう判断するのかという問題が生まれることになります。日本法だけでなく英米法などのトレンドもタイムリーにキャッチアップしていかなければ事業部サイドに期待される専門性を発揮することはできません。現在、戦略法務グループには多種多様な国籍の弁護士の方が所属しているのですが、電力取引や発電燃料取引に関する売買、海上輸送、不動産等の法務はもちろんのこと、M&Aや競争法、ESG(環境・社会・ガバナンス)法務などの広範囲にわたる“世界最新の知見”に揉まれながら成長できることは、グローバルにビジネスを展開する当社の法務部ならではの難しさであると同時に醍醐味だと言えるところだと思います。


成長できる。
JERAでは社内外での研修機会が豊富に提供されており、私自身、社内の語学研修や、週1回(平日終業後)・約4ヶ月間に渡る社外の国際法務セミナーに参加させてもらうなど、自己研鑽に励んでいます。また、ときには専門領域を飛び越えて事業部側に異動するケースもあるんです。コロナの影響でストップしてしまったのですが、実は私自身、少し前に海外子会社に出向する計画が持ち上がっていました。「事業部の現場を体験したい」。そんな想いを上司が汲み取ってくれ、部長クラスの方々に「受け入れてくれるところはないか」と掛け合ってくださったんです。専門性という軸を持ちながらも、多彩な知識、多彩な業務に携わることができるJERA。ここで法務の領域だけにとらわれずに視野を広げ続け、どのような課題にも“解”を提示できるようなプロフェッショナルになっていけたらと思っています。

- Q学生時代に学んでいたことは?
- 大学時代は国際取引法について学習していました。ゼミの教授は商社出身だったため、当時から法務のグローバルかつダイナミックな仕事に関心を抱いていたように思います。
- Q入社の決め手は?
- 世界有数の規模で、世界中の人々に貢献できる。そんな公共性はもちろんですが、エネルギーを軸に幅広い事業、幅広い仕事に携われることも入社理由のひとつになりました。
- Q現在の仕事内容は?
- 事業部門からの契約書審査等の法務相談に関しては、発電燃料オペレーション、ICT、労務人事などの事業部門を担当し、自分自身で契約書を審査したり、ほかのメンバーが審査した契約書をチェックしたりしています。それ以外にも、社内向けの法務教育や契約書のひな形作成なども担当しています。
- Q今後、チャレンジしたいことは?
- ハードスキルとしては今まで以上にM&Aなどの国際法務の経験を、ソフトスキルとしては語学力や事業部の課題を浮き彫りにするための“コミュニケーション力”を磨いていかなければと思っています。
- Q働き方や職場環境などの特徴は?
- 戦略法務ユニットでは社外法律事務所からJERAへ出向中の弁護士(日本人弁護士および外国人弁護士)も活躍しており、ダイバーシティに富んだ組織です。また、直属の上司は海外法弁護士資格を持つ女性のユニット長で、イギリスでリモート勤務しています。フレックス勤務の活用推進や、AIによる契約書審査ツールを導入して業務効率化を図るなど、ワークライフ・バランスが配慮された環境です。
- 9:00
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出社(テレワークで業務を開始)
法律事務所のニュースレターをチェックして法務情報を収集
- 9:30
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業務整理
事業部からの契約書審査依頼メールを確認するなどして一日の業務の優先順位づけ
- 10:00
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契約書審査業務
参考情報の調査や契約書の審査
- 11:00
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ミーティング
事業部とのオンラインミーティング
- 12:00
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ランチ
- 13:00
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相談業務
社内外弁護士やリーガルテック会社への相談依頼
- 15:00
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資料作成
契約書ひな形など社内向け法務参考資料の作成
- 16:00
-
研修
外部の法務研修を受講
- 18:00
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業務終了
※掲載している情報は取材当時のものとなります。