VISION of JERA

INTERVIEW

issue#04

JERA 代表取締役社長 垣見 祐二

国内発電所のリプレースにおいては海外発電事業から「逆輸入」

―― 9月に国内火力発電所のリプレース計画が発表されました。これまで電力会社が行ってきたものとJERAが行う場合はどのような点が違うのでしょうか。

新たな国内火力電源開発計画について

垣見:
私たちは「逆輸入」をやろうとしています。 今後、JERAは国内発電所のリプレースにあたって、海外の発電事業で培った事業スキームを取り入れていく方針です。メーカーや建設会社の選定における国際入札や、特定のプロジェクトに対して融資を受けるプロジェクトファイナンスによる資金調達などは、海外の発電所建設で一般的に行われていることです。こういった手法を日本でも取り入れていくことで競争力を高めていきたいと考えています。 その反対に、海外発電については日本の高度なオペレーション技術や安全対策、環境対策を広めていくつもりです。 海外の良いもの、日本の良いものをボーダレスに活用し、双方で良いものを作っていきたいと考えています。

高い目標を掲げて、新しいビジネスにチャレンジしていく。
それが新時代に活躍するエネルギー会社の姿

―― 最後の質問になります。経営理念についてお聞かせください。垣見社長ご自身はマネジメントについて何を重きにおいていますか?

垣見:
経営目標の水準として、普通にやっていては到達できない高いレベルのものを掲げています。そこから逆算して、どういうことをすれば達成できるか。そのためには今までやったことのないさまざまなことにチャレンジする必要が生じるでしょう。
たとえば事業の面では、燃料調達はトレーディングを充実させていくとか、海外発電事業なら自らがプロジェクトの開発者となり、経営の中心を担っていくとか。トレーディングにおいては世界でもっとも進んでいるITシステムを活用した新たなリスク管理システムを導入することで取引の高度化に取り組んでいます。

また企業文化の面では、我々はチャレンジしなければならない企業であることを認識し、JERAの従業員一人一人が何にチャレンジしなければならないのかを共有化し、全員のベクトルを合わせていくことに取り組んでいます。

高い目標を立てて、逆算してその筋道を取り決め、果敢にチャレンジしていく。
それが新しい時代のエネルギー企業の姿だと思います。

経営目標

経営目標

燃料事業では燃料調達を梃子とする事業の拡大、発電事業においては国内外におけるボーダーレスな発電案件の開発等により、資産規模の拡大を目指します。

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海外発電事業

エネルギーフルラインナップと技術力を活かした電源開発

燃料上流から発電までのエネルギーフルラインナップの特徴を活かし、案件開発へ積極的に参画。国内火力発電で蓄積した高効率発電のノウハウを活かし、海外の電力ニーズに応えていきます。

海外発電事業

スアル発電所(フィリピン)